暖かい日差しを期待して出かけてはみたけれど、尾根に出た辺りから、前方から雲が押し寄せてきた。風が激しくなって、シュプールはみるみるうちに消え、首に掛けてるカメラのオートフォーカス用のモーターはうんともすんとも言わなくなり、で、標高575mのところで引き返してきた。雪はよく滑り、下りは速やかだった。岩山経由で尾根通し、上米飯山のほうまで。

出だし好調。突き当たって、カラマツとトドマツの美林を右手に抜ける。

岩山手前、植林地を抜け、広葉樹林に出る辺りはまだ余裕。ツルアジサイがポツポツと落ちていた。

岩山の横を抜ける。

空の色が変わってきた。もうすぐ尾根に出る。ミズナラ?カツラ?の大木か寄り合い所帯か。

575m地点で。あの上米飯山はすぐそこ。でも、このあと、あの雪塊がとばされた。

シュプールが消えかけている。

帰着。一番上からおよそ3時間後。