きのう、アサギマダラを見たところに行ってみたけど、あたりまえ、かげもかたちもなし。
北海道では越冬できず(人為的に暖かい環境では稀にあるとか)、南の方から旅をしてきて、この季節になって北海道に辿りつき、が、成虫でも卵でも幼虫でも蛹ででも越冬できず、絶えてしまう。もちろん全部が全部、北海道まで来るわけもないから、絶滅するわけではないけど、そういう習性を保った種が、「北海道の蝶」によれば14種ほどいるそうで、これらを迷蝶とよぶのだそうな。このうち、ほぼ毎年来る種は2種、ヒメアカタテハとイチモンジセセリ。なんとなく、そういう習性なら「迷」ではないようにも思うけれど。この2種とも、きょう目撃できた。アサギマダラ、これは台風や強い南風に飛ばされてくるそうだから、これも「迷」ではないような、を含めて迷蝶3種。岐登牛山もなんと賑やかなこと。

賑やかと言えば、スキーシーズンが近づいてきた(気が早すぎる?)。リフトの終点。

盛りの花も名残の花も、狂ったなんて失礼ね、の花も、いろいろ咲いている。これはイヌガラシ。

コウチュウは見なくなった、見なくなっただけで、いなくなったかどうかは判らないけど、久しぶりに見る、ズグロアラメハムシ(「札幌の昆虫」ではスグロ・・・、本当はどちらなのかわかりません)。

エゾトラマルハナバチが目立った、何頭も。

たまには登場願う、いつも見かけるクジャクチョウ。いろんなタテハに混じって何頭も。

本種は全世界を征しているのだとか。おびただしい大群をなし、アフリカから地中海を越えてヨーロッパに移動、イギリスでは越冬できないけれど、押し寄せるらしい。北海道に現れる連中は何処から? ヒメアカタテハ。

おもに本州中部以南で越冬して、大群で北上するらしいが、北海道の中部に達するのは稀なのだとか。イチモンジセセリ。