2009年10月08日

平地も秋一色

 台風18号が日本アルプスを縦走し、太平洋上をこちらに向かっているらしい。
 そちら方面のみんな大丈夫だったかい?
 こちらは夕方になって雨が降り出した。昼前には、低い雲の層と高い雲の層とのあいだに、真っ白に冠雪した旭岳が見えることもあったけど、まもなく閉ざされた。


 忠別川河畔でも秋は深まっている。


 ブロッコリー畑で、なにをしてるんだか、2羽のスズメ。


 初めて見る結実期のハトムギ。とうもろこしを軟弱にしたような草姿。柄の割には実付きが貧弱。作物になりきれていない感じの作物。


 これも作物になりきれなかった類。キクイモ、晩秋の花。健康志向で注目はされるけど。

 きょうの道新夕刊。我が東川町では、「上水道の水源として100%地下水を使っている」「大雪山系旭岳の雪解け水を源とする地下水をくみ上げて各家庭に供給している。」との記事。同じように地下水を使っている全国のいくつかの町村が連携して、おいしさ、安全をPRしようとしている、との記事の中で。
 「上水道の水源として100%地下水を使っている」ことは大方の町民にとって自慢のタネだ、わたしにも。
 「大雪山系旭岳の雪解け水を源とする地下水をくみ上げて各家庭に供給している。」は大間違いだ。旭岳だけじゃない。当麻岳から安足間岳、北鎮岳、間宮岳、北海岳、白雲岳、忠別岳、化雲岳を経てトムラウシ山までを分水嶺とする大雪山の日本海側全面に降り、積もった雨や雪は、一部は沢となり忠別川となる。また多くは地下水脈となって、地球時間を経てのちに、東川町住民の生活用水となっているんです。すごいんだぞ。
 「地下水をくみ上げて各家庭に供給している。」は誤解を招く。もしそうなら、きっとどこかに「消毒工程」が挟まるだろうし、水道代がかかるだろう。すごいのは、各戸がそれぞれポンプを設置し、それはそれは美味しい水を毎日毎日、いつもいつも使っているんです。ポンプ代や電気代はかかるけど、水道代はタダ。すごいっしょ。
posted by take_it_easy at 21:21| Comment(2) | 東川歳時記
この記事へのコメント
こんにちは〜

「地下水をくみ上げて各家庭に供給」の表現は東川にはふさわしくないですね!
確かに、群馬当たりだったか?ではそう言う事例があった気がしますけれど。
東川に限っては、各々の家庭においてですよね!
水道が普及する前は、私の自宅でも自家ポンプで生活してましたから、現実として表現が全く違うな!って思います。
記事を書いたのは若い人か都会生活で頭がマヒしている人ではと疑いたくもなりますネ…ハッハハ
東川の自慢は美味しい水ですから、これくらいは反論しないといけないかな!?
Posted by モンタン at 2009年10月09日 10:10
モンタンさま

水の問題は、ひとの世界観を変えることがありうることですからね、とは大袈裟ですけどね。
Posted by take_it_easy at 2009年10月09日 16:57
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