2009年08月30日

ふじ沼のハゴロモモ

 高曇り。+11.3〜+18.7℃くらい。雲の層は大雪山よりも高くにあった。

 きょうの夕焼け。妖しく燃えていた。


 旭川3sen6gouのまりあさんのblog「撮って置きの日々」で、石狩川の河跡湖に帰化した「ハゴロモモ(フサジュンサイ)」が取り上げられていた。図鑑によると、内地ではかなり昔からあちこちに逸出しているようだが、北海道ではまだ局所的な分布に留まっているとのことで、それならみてみよう、と出かけた。
 場所は、旭川市内(国道39号線と40号線に挟まれた地域)を流れる石狩川右岸の河川敷。河跡湖の名前は「ふじ沼」というらしい。愛好者の団体があるようで、フナ(ヘラとマ)を放流し、釣りを楽しんでおられるようだ。きょうは大会があって、大勢の太公望がいらっしゃった。沢山の賞品が積まれてもいた。
 「北海道植物図譜」では南幌町の人工的に作られた沼1箇所のようで人為的に持ち込まれたものだろうとある。北海道ブルーリストでは南幌町三重沼のみ(稀)と記載されている。「日本の帰化植物」では本州〜琉球に記録があるとある。はじめて日本に入ったのは1929年のことだそうだ。わたしが通った内地の高校の中庭にあった池にもあって、生物の先生がカボンバというものだよと教えてくれた、ことを思い出す。まりあさんは「状況は変化しているのだろうと・・。(笑)」とお書きになった。なかなかの慧眼である。
 で、見てきた。図鑑の検索的記載には合致するように見えた。かえりにホーマックに立ち寄ると、売っていた。同じようにも見えるし違うようにも見える。照明が当たって緑がきれい。ふじ沼のは、くもりだったし、たくさんあり過ぎて鬱蒼として、あまりキレイじゃない。


 花弁3枚、がく片3片(花びら6枚にみえる)、おしべ6本、めしべ3個、葉は対生、花序には小さな浮葉がつく、などなど。


 手作り感のある看板。浮き輪も用意されている。うしろは石狩川本流。


 釣り堀みたい。


 石狩川上流方面。右上は秋月橋。足元(河岸)は土と小石が混ざって固まっていて、滑りにくいかとおもったが、けっこう滑りやすい。


 沼の畔のモノサシトンボ。♂と♀が別々の葉っぱに止まっているから、風にそよぐと大変そうだった。


 ついでに春光台公園に行ってみた。


 金土日、長野の白馬シャンツェでFISのジャンプサマーグランプリが開催された。本戦は2戦。きのう(29日)の第1戦(通算第7戦)は葛西紀明が優勝。湯本史寿が2位、船木和喜が4位にはいったそうだ。実力者のシモン・アマン(スイス)は3位。世界の一線級の多くが参戦していないが、アマンに勝ったことはなかなかのもんだと思う。葛西は「いつも風に恵まれなかったから、今回のルール改正(風とスタート位置を勘案)はよかった」というようなことを言ったとか。ルール改正に対する選手達の考えはどうなんだろう。観戦者としては、よくわからんから、途惑うばかりだが。
 きのうの葛西と船木の雄飛の画像がいかわかのやさんの日記で速報されている。すばらしい写り具合だ。

 速報:今日の結果
 つい先ほど競技が終わった。伊東大貴が2位。アマンの上。FISのLIVE画像を貼り付ける。
posted by take_it_easy at 21:15| Comment(2) | 旭川界隈
この記事へのコメント

おいでくださったようで、どうも・・。
羽衣藻に似てますよね。
ちがうとしたら何なんでしょうネ〜・・。

ここは数年前は7、80cmの大鯉が数尾いたのですが、開発局が底をを掘る工事をした時に全滅したようです。 ざんねん・・。
Posted by 旭川3sen6gouの まりあ at 2009年09月02日 07:53
まりあさま

あれはハゴロモモでいいのではないでしょうか。
「状況は変化する」のだとおもいます。
たぶん、いまでは、詳細に探すと、あちこちで見つかるでしょう、きっと。
大きくなりすぎた金魚と一緒に公園の池にポイ、なんていっぱいありそうです。
環境省の「要注意外来生物」に指定されているようですが、「特定」ではないので、手が回らない、のかも。
Posted by take_it_easy at 2009年09月02日 20:38
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