きのう採ってきたホオノキの冬芽を解剖してみた。折れて落ちた枝の先についていたヤツを手折ってきたから、ちょっと水分が抜けているのかもしれない。少し隙間があった、これが普通なのかもしれないけれど。

いい色艶 (画像クリックで拡大)

いちばん外のカバーは袋状に1枚ものだ。タテにナイフを入れて半分を剥がしてみた。鱗状でもないけれど、芽鱗と呼ぶのだろうか。袋状の2枚めのほうがそれらしい様子。 (画像クリックで拡大)

2枚めも同じように簡単に剥がすことができた。3枚めは緑色っぽい。そこに銀色の、毛むくじゃらの、葉の原基のようなものが付いていた、が、簡単に取れてしまった。 (画像クリックで拡大)

3枚めも簡単に剥がれた。4枚めに葉脈のようなものが見えるものが付いている。 (画像クリックで拡大)

その拡大。 (画像クリックで拡大)

あとはまるでらっきょの皮むきのようだ。袋状の緑っぽいのとヘラ状の銀色っぽいのとが交互に備わっている。中心に近づくと、袋状じゃなくなって、ヘラ状のものになる。 (画像クリックで拡大)

中心になにがあるかというと、何があるのかよくわからない。さらに葉とか枝とかが分化してくるのだろうか。 (画像クリックで拡大)
花芽を期待したが、そうかもしれないし違うかもしれないし、もうすこし春に近づいてからならわかるかもしれない。
芽鱗が重なっているのか、とも思ったが、托葉なのかもしれない、緑っぽいのは。葉が展開をはじめると、この托葉みたいなのも、芽鱗と同じように落ちるのかも。もっとはっきり分かることがあるかと思い、「目から鱗が落ちた」って書きたくてこんなことをしていたのに、結局は、猿のらっきょう剥きで終わってしまったよ。