2010年09月30日

天人峡〜旭岳ビジターセンター往復

 ほぼくもり。+11〜+19℃くらい。

 天人峡と旭岳温泉とを結ぶ山道。途中のひょうたん沼を接点として、両側から片側だけはなんどかあるいてきたけど、通して歩いたことがなかった。で、歩いてきた。天人峡側の崖を縫うように付けられた道、覆い被さる草でずぶ濡れになるのを覚悟したけど、拍子抜け、峡谷台のちょっと手前まで、キレイに刈り分けられ、たいへん歩きやすくなっていた。迷いそうな所は赤テープでしっかり遮断。その先は苔むす古い径のまま。旭岳温泉のワサビ沼を目的地にしようと思って、案内図を確かめにビジターセンターに行った。どうも、遠回りを余儀なくされるようで、自然探勝路のクマゲラコースを経由して戻ってきた。ずっと雲が厚かったが、ひょうたん沼に近づく頃から日差しが当たるようになった。


 朝の山の様子(忠別大橋から)


 登りはじめだけ、手入れ不行き届きに見えるけれども。


 オオアカゲラ♀が頭振り振りイタヤカエデの幹を登る。


 崖を縫う径にはドングリがびっしり。ボールベアリングみたいで、油断禁物。


 ひょうたん沼。夏にはものすごい数の羽虫にまとわりつかれるところだけど、いまは静か。


 シマエナガの群れが近づきそうで近づかない。


 山道を抜け、クロカンコースに出たところにあったエゾノコンギク、けっこうな群落。


 旭岳温泉側の入り口近くにあるヒカリゴケ。


 束の間、日が差した。オガラバナの黄金色。


 オガラバナと・・・マツ(確かめ忘れ)。


 オオカメノキ独演。


 マイヅルソウの葉もきれい。


 かえりの峡谷台から忠別川源流部を望む。下方に敷島の滝。


 マミチャジナイ(たぶん)


 旭岳温泉まで5.5K 徒歩2時間30分
 軽登山コース
 ひょうたん沼コース2.5K 徒歩片道1時間 とある。
 いつもおもうのだけど、この看板を作ったひとはよほどの健脚だったんだなあ。


 ついでに羽衣の滝まで。途中、忠別川が白く細く力強く迸っていた。
posted by take_it_easy at 21:12| Comment(0) | 大雪山

2010年09月29日

呼称は?

 降ったり止んだり、陽が差したり。風は強かった。+9〜+13℃くらい。

 出歩かず、2ヶ月ぶりに、HDに溜まった画像ファイルのバックアップをとったら、半日かかってしまった。こんな日は、つまらぬこともかんがえる。

 拙blogでは、「稲積神社神殿跡小ピーク」がときとき登場する。これはどんなところか。ここ岐登牛山の基盤を形成している赤色チャートの露頭がつくる変形三角錐の小ピーク。展望閣前の広場との標高差はおよそ50mほど。たいへんよい展望の場所。そのむかし、「稲積神社:岐登牛奥之院稲積大権現」が祀られたという。開山は大正14年、閉山は昭和2年だとか、僅かな期間ではあったが、農商守護をねがってのこと。詳しくは「郷土史ふるさと東川T(平成6年)」に。山中に残る道しるべにも、「稲積神社神殿跡」が明記されている。その成り立ちを大切にと思って、「稲積神社神殿跡小ピーク」などという長ったらしい表記をしてきた。もうすこし簡素な表現をとおもい、今後「稲積ピーク」と表記します。これはあくまで、拙blog、拙HPでのこと。
 ついでに、道しるべや、いまは更新されたが以前の案内板にはあった「南端展望台」「北端展望台」、あたらしくは「南展望台」「北展望台」と呼ばせたいような向きもあるようだけれど、先人の知恵を引き継ぎ、拙blog、拙HPでは、引き続き「南端展望台」「北端展望台」「南端」「北端」と表記します。どうでもいいようなもんだけどね。
 ついでに、岐登牛山、なんだかいろんなイベントで「キトウシ」との表記が目立っているのだが、拙blog、拙HPでは「岐登牛山」に拘りたいと思っている。いちばんの理由は、道内には同音同意の地名、山名が数ヶ所あり、それぞれがそれぞれの地元で大切にしている地名山名なのだと思う。「キトウシ」じゃ区別がつかないじゃないか。それぞれのアイデンティティーに敬意を表して。ということです。 どうでもいいようなもんだけどね。
posted by take_it_easy at 22:59| Comment(0) | 岐登牛山

2010年09月28日

今日の岐登牛山

 くもり一時あめ。+11〜+21℃くらい。

 いまにも降り出しそうな空模様。頂上近くで、ついに、ポツリ。またポツリ。ポツポツポツ。で、雨具を着込んだら、ピタッととまった。そのまま歩いていると、蒸せた。


 トイレの角に1株、タネツケバナ。


 赤とんぼ。(アキアカネ)


 オニグルミとノシメトンボと


 強い風が吹いて、焼夷弾攻撃にあった。パラパラパラ。


 南端展望台で。十勝岳方面。


 フタモンホシカメムシ、たぶん。


 ツノアオカメムシ♀。 ベニイタヤの幹でジッとしていた。なにか瞑想に耽っているふう。
 

 かえり、「げんきの森」に寄ってみた。チョウセンゴミシの実がたわわ。採らずにきた。
posted by take_it_easy at 20:49| Comment(0) | 岐登牛山

2010年09月27日

白金ウグイス谷遊歩道

 はれ。

 寒さ覚悟の装束では暑かった。白金ウグイス谷遊歩道をのんびりと。


 遊歩道にはいるとすぐに、地面から駆け上り、マツの幹の途中でこちらを注視。


 遊歩道を空中で横切って、ふたたびこちらを注視。見たいのか見てほしいのか。


 オプタテシケ山。


 実はこんな感じ。右から美瑛岳、美瑛富士、奥にオプタテシケ山。


 望岳台遊歩道に出て、しばらくナキウサギは出ないかなーと待ってみたが、寂として声なし、いるのはクジャクチョウばかりなり。数人のカメラマンも手持ちぶさた。


 どこかの自衛隊ヘリが行って帰って。このコース、静かでいいのだが、難点はときどきでかい砲声が聞こえること。


 シラタマノキがたくさん。


 十勝岳から雲が取れた。紅葉の気配は未だ。10日頃はいいかもよ。
posted by take_it_easy at 18:50| Comment(0) | 大雪山以外の山

2010年09月26日

今日の岐登牛山

 はれ。+4〜+15℃ちょっと。

 「キトウシ自然入門!定期講座 花ごよみをつくるために」が開催され、参加させていただいた。展望閣から稲積神社神殿跡小ピーク、南端展望台途中を経て、頂上手前で折り返し、スキー場脇を下りてきた。その間、3時間余。花期にあるもの、結実期にあるもの、講師から様々に解説をいただき、ときには脱線もあり、普段気付かないこともあったりして、多人数の眼があるのもありがたいことだった。下山して、「大正の家」で野外のことを整理した。


 参加者の半分くらい。稲積神社神殿跡小ピークを越えたところで。


 コウライテンナンショウ(マムシグサ)は色づき途上。

 (削除)ここに、トビよりだいぶおおきい感じがした猛禽類の一種が上空を旋回している画像を2枚貼っていました。しかし、種名について、思い込みがあったようで、画像もぼけぼけ、証拠たり得る代物ではありませんので削除することにしました。すでにご覧になった方、どうかご放念下さいますように。


 ゲンノショウコ


 はじめは右後脚で、つぎに左後脚で、そして両後脚で翅繕い。ツノアオカメムシ


 終わって試運転。飛ばなかった。

 一昨日、中岳付近で遭難死があったようだ。昨日の午前に発見され、ヘリで下ろされたとか。わたしが裾合平の方に行こうとして断念した頃、あっちの上の方で遭難していたらしい。
posted by take_it_easy at 21:07| Comment(0) | 岐登牛山

2010年09月25日

山から冷気が下りてきた、か

 寒々としたくもり。+4〜+12℃くらい。


 ピウケナイ山越しの旭岳と熊ヶ岳
posted by take_it_easy at 18:06| Comment(0) | 東川歳時記

2010年09月24日

天女が原〜姿見園地、冬に迷い込む

 朝、上空は、舞台のラインダンサーたちが入れ替わり立ち替わり現れ、踊り、引いてゆく(見たことないけど)、そんな感じの雲の動き。 はれ、じゃなく、くもり、じゃなく、はれ、じゃなく、くもり、じゃなく・・・。でも、きょうは、結局、舞台はいずれ「から」になる。とおもってでかけた。大雪山は、厚く、太く、長い雲の塊に覆われてはいるけれど。アメダス東川によれば、+5から+13℃くらい。市街との標高差が、旭岳温泉で900m、姿見で1,400mくらい。気温差は、およそ5〜10℃くらい、およそ。ちょっと寒かった。


 道路は濡れているだけだったが、天女が原登山口はこのとおり。ベチャ雪。


 ガタピシの木道はけっこう難儀。ビブラム底は濡れた板ではよく滑る。下半身ビチョビチョ。もちろん雨具の表面だけ。


 ササやらミネカエデやらが径にのしかかってくる。上半身もビチャビチャ。もちろん雨具の表面だけ。が、冷たさは伝わってくる。


 顔の高さ。


 第一天女が原


 第二天女が原


 盤の沢


 四合目のちょっと上。ずっとこれくらいの積雪。のぼりはいいけど、くだりがねえ。


 姿見園地に出た。姿見の池方面から戻ってくる完全武装風の二人連れ。寒くて登頂を諦めた、とのこと。


 鏡池。


 裾合平の方に向かってみるが。ささやかながら吹雪。

 初冬の風情を十分に堪能して、帰りはロープウェーに乗ろう、と、思ったら、グッと、気分は楽になった。
posted by take_it_easy at 17:58| Comment(2) | 大雪山