2010年06月30日

今日の岐登牛山

 くもり。+20〜+28℃くらい。蒸し暑かった。

 北海道ブルーリストが6年振りに改訂されたようだ。見た目も中身も相当のバージョンアップがあったんだろう。中を覗くのはこれからだけど。

 林間キャンプ場で

 ヒメウスバシロチョウがオニグルミの木の根本のこけの所で産卵行動。お尻で場所を探しながら歩きまわり、気に入った場所でポコンと1個。


 光らないから脚光を浴びなくてすむ、かえって気楽なオバボタル。


 オニグルミの葉を蚕食し、お尻でぶら下がるクルミハムシの幼虫たち。このあとどうするつもりなんだろうか?

 上の方に来て

 日陰にあると赤みが差さない?ナツハゼ?

 きのうの件のミズナラで、樹液を求めて、

 オオイチモンジ♀が来た。


 スジクワガタ♂がハエを多い払いつつ、


 こちらはハエを一瞥し、(コガタスズメバチ)


 ミヤマクワガタ♂は、樹液を飲む♀を邪魔者から保護するように覆い被さって、 周りににらみを利かす。
posted by take_it_easy at 21:32| Comment(2) | 岐登牛山

2010年06月29日

今日の岐登牛山

 はれのちくもり。+19〜+31℃くらい。18時を過ぎて、風が涼しげになってきた。

 昼間は暑かった。


 風がなく、木陰も暑い。


 樹陰で探しもの、一心不乱に動き回る。エゾシマリス。(実際にはもっと暗い)


 1本の細いミズナラ、そこにいろんな動物がいた。
 大型のミヤマクワガタ♂が、


 中型のミヤマクワガタ♂が、


 ヨツボシヒラタシデムシが、


 別の中型ミヤマクワガタ♂もいて、ヤマキマダラヒカゲもいて、


 コレが一番気になる、ケブカスズメバチ(キイロスズメバチ)。
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2010年06月28日

今日の岐登牛山

 はれ。+19.5〜+31.4℃。暑い。

 暑いときには岐登牛山、木陰に入れば多少はしのげる。
 展望閣前で、大砲みたいな白いレンズを三脚に載せた三人組がいたはった。中高年のご夫婦と高年のお母様かな。お三方ともそれぞれいい機材をお持ち。関西から、1週間ほど前に道内に入られて、あと2時間ほどで立ち去らなあきませんねんとのこと。ここにはどんなトリがいてますか、とか、ウソは?とか、ヤマゲラは見てんけど、アカゲラは見てへんねんとか、情けない返答しかできないのが情けない。どうしてあんな所にいらっしゃったのかは聞き逃した。


 この種はスタイル重要? まずはカタチのようだ、左後脚の置き場所がないのに。エゾツユムシの幼虫(かも)。


 先日、富良野市博物館に立ち寄った。この地で採集できるチョウの展翅標本がたくさんあった。同一種も複数ならんでいた。面白いのは、そこのに限らないかもしれないけれど、全部、オモテを見せている。だから、ヒョウモンチョウなんて、みんな同じに見える。複数あるならウラも見せてくれればいいのに。
 これはウラも取った、ギンボシヒョウモン。


 暗い林の中を黒い影が走った。エゾリスの若者。毛は夏毛?冬毛?


 ナツハゼ



 アカゲラのヒナ、外が気になる様子。


 オニグルミの葉陰で憩う? ミドリヒョウモン。


 キャンプ場入り口にある池の畔、ツルマンネングサがひとかぶ。葯が役立たずのようで、種子は出来にくいらしい。なんでここにあるのだろう。
 この界隈、ぽつぽつと、見かけなかった種類の、目立つ花が咲いている。林間キャンプ場に入るとすぐに、キゾメカミツレが咲き始めている。折り重なるようにしてムラサキツユクサもあり、咲き終わりかけてはいるが。アメリカオニアザミがオガリそう。アメリカオニアザミなんて、いまのうちに削ればなんてことないけど、草花を採るな、との看板があるし、遠慮している。春先、どこから集めてきたか、たくさんのフクジュソウを定植していたが、この公園の造園設計みたいなのがあるなら、なかなかユニークかもしれない。
posted by take_it_easy at 19:58| Comment(0) | 岐登牛山

2010年06月27日

今日の岐登牛山

 はれとくもりのあいだ。+16〜+27℃くらい。暑い。

 賑やかだった。キャンプ場はテントが花盛り。そして、子供達を集めたイベントが、すくなくとも二組あった。
 ひと組は「ニセウの森づくり」一行か。展望閣前で、会場に向かう準備をしていたか。聞こえてくる声が聞こえてしまう。あれっ、覚えていたはずなのに、だいたいこんなことだった、「自然の虫除けを作ります。植物の成分を抽出し・・・」、そこでスタッフのひとりから合いの手が入る、「成分の抽出って?」。わたしは考えながら歩いた、どんな説明の仕方ができるだろうか、と。子供達はきっと、ナントナク解るに違いない、それでいいのではないか、と。余計なことを考えていたものだから、道端冒険をすっかり失念してしまった。
 もうひと組は、帰り際、キャンプ場入り口の池の辺りで行き交った。観察会かなにか。ちょうど、年配の方が三択の問題を出されていたところ。「岐登牛山全体を包むように鳴くセミはなんでしょうか。1.エゾハルゼミ、2.・・・」 


 空気が澄んでいて、遠くが近くに見えた。さらに遠くは霞んでいたが。


 ヤツボシハナカミキリ。動かず逃げず。
 

 ウスキクロテンヒメシャクというらしい。この種は♀が♂をぶら下げて飛ぶようだ。アカクローバの葉陰に入ったところ。ちょっとの気配(のつもり)でもすぐ飛んでいく。


 シロホシテントウ。3mmくらいの小さなヤツだった。葉のウラにいたから、葉を裏返すと、葉のオモテに回り込んだ。で、葉を元にもどすと、やっぱりウラに入った。


 ツルアジサイ。両性花が咲き出す頃には飾り花は褐変をはじめている。


 展望閣前


 ハナヒリノキが咲き始め。


 コキマダラセセリ、こちらはドアップで狙っても動かない。
posted by take_it_easy at 21:35| Comment(0) | 岐登牛山

2010年06月26日

富良野西岳

 晴れ。+17〜+30℃超(アメダス東川)。

 「ふらのクリエーターズマーケット」というイベントに知人が出店しているというので出かけてきた。会場の富良野市生涯学習センターは山部にあるので、富良野西岳に寄り道した。知人はペンダントやらなにやら、アクセサリーの類を様々出品していた。ほかにも大勢の人達がいろいろな手仕事の作品を展示。わたしにはまるで素養がないから、雰囲気やら重みづけを的確には伝えることが出来ない。明日(27日)もやってるそうなので、あちら方面に行かれる方、ちょっと覗いてやってください。

 で、富良野西岳。標高1330.9m。ふらのスキー場のある山塊の主峰。ロープウェーが900m辺りまで伸びているから、それを利用すると(往復1,800円也)、標高差330mほど、距離3kmあまりと手頃な行程になる。利用しないでいくと、そこそこ手強くなる。今日は利用した。


 中富良野辺りから見ると、国道の右手前方に見えてくるかっこいい山がそれ。左奥はもっとかっこいい山、芦別岳。


 ロープウェーを下りて、真っ直ぐ、尾根に向かう径を進む。急登だが短い。林床にはマイヅルソウやエゾイチゲ、ズダヤクシュなど。


 その僅かな間に、わたしの忌み嫌うマダニが2匹、ズボンを這い上がってきた。この尾根への径をショートカットするスキー場管理道路を行けばよかったか。帰りはそちらにしようと決めた。


 尾根道にはチシマフウロがいっぱい。


 ウグイスがすぐそこに。で、そのつもりで撮ったのだけど、なんかちがう。なんかの幼鳥。


 そのちかくに、またべつの幼鳥。白い二本線が印象的。


 ミツバオウレンもいっぱい。ほかにも、個体数は少ないけれども、いろんな植物が花盛りだった。低山と高山との混じり合い。


 シマエナガの幼鳥。エナガ成鳥とまちがいそう。眼の周りが赤いのには驚いた。


 なんか珍しげな色合いのコウチュウ。このムシなに?


 もうすぐ頂上、東側は切り立って、すごい高度感。


 頂上から芦別岳がよくみえる。十勝連峰は靄の中だった。


 頂上そばにあったツマトリソウ。


 直下にあったヨツバシオガマ。背景の白いのは、山部辺りのふらのメロンの栽培ハウス。
posted by take_it_easy at 21:58| Comment(2) | 大雪山以外の山

2010年06月25日

ピウケナイ展望台

 晴れ。+15〜+27℃くらい。

 旭川市の最高峰、東川町、旭川市、上川町が接する、三国山とも言うべきピウケナイ山(二等三角点、日受内、1247.7m)に行けるとおもった。旭川峠から車道が続いていると、駐車場があり、その先1kmもない、と聞いて、夏は諦めていた、大雪山に最も近い展望台に行けるとおもった。チップを敷き詰められた歩道の終点には立派な展望台地が整備されていた。三角点の標識を探そうとしてみたが、頂上部は平坦で、ネマガリに覆われていて、さっぱり。どこにあるか見当もつかなかった。
 ピウケナイ展望台には行ってきた。ピウケナイ山に登ってきた、という気はしない。


 旭川峠から見る旭岳。


 車道(砂利道)終点の駐車場(多分、標高1,100mは超えている)からは、作業道の横に敷き詰められたチップの道が展望台へと連れて行ってくれる。


 アカエゾマツがダケカンバを抱え込んでいる。(ダケカンバがアカエゾマツに抱きしめられている。)


 どちらもなかなかの大木。


 展望台からの眺め。真正面をダケカンバの大木が塞ぐ。


 愛別岳の左、ニセイカウシュッペから天塩岳に連なる山並みが一望出来る。


 展望台から背中側の眺め。


 この平坦な部分で、歩けそうなところを探し回り、ササヤブを少し漕いだら、湿原状の場所に出た。


 帰りがけ、岐登牛山に寄ってきた。


 ムラサキツユクサ。この大胆な花、いままで気付かなかったのが不思議。


 キンヘリタマムシ。
 

 車道に沿って、勢いよく飛び去って、戻ってきて、留まれーと念じたら、留まった。留まったのはよいけれど、足元、近すぎる。オオイチモンジ。
posted by take_it_easy at 21:51| Comment(2) | 東川近郊の低山

2010年06月24日

不明画像をサルベージ

 本降りのち市街の上空は爽やかな空。+14〜+19℃くらい。

 朝は本降り、昨日に続いて、今日も沈殿。この雨ならあきらめもつく。お昼頃には上空から暗雲は去り、清らかな空気に満たされてきて、爽やか。でも、岐登牛山の上空は真っ暗、大雪山方面も分厚い雲。
 岐登牛山で撮り溜めたたくさんの画像の中には、たくさんの、何を撮ったか判らない画像があって、淀んだ記憶装置の中に沈んでいる。いまなら不明の不の字を取り得るものもあるかもしれないと、装置の底をかき混ぜてみた。淀みは却って深くなったみたい。


 昼過ぎの上空。


 ついに絶えたか、とおもっていたが、しぶとく生きてい(てくれ)た。ほったらかしにしてきたから、種子が散らかって、思いがけないところに生えていて、だが、数は増えない、多年生らしいモノはなし、みんな短年性になってる。


 サルベージがかなった唯一のもの。クリイロジョウカイ。20090818撮影


 これは、整理したつもりでほっぽり出していたもの、契機があって思い出した。カッコウの幼鳥(若鳥)。20081021撮影
posted by take_it_easy at 20:20| Comment(0) | 未分類