雪の上に出てくる虫たちが多くなってきた。北の啓蟄。たいていの虫たちは、見たこともないような(見たことを忘れているような)ヤツばかりで、名前を調べたりするのはほぼ諦めの状態。うまくいって、○○の一種だとか、××の類だとか、△△?だとかが関の山。でもまあ、それで十分。

キリッと引き締まったいい表情をしている。

多分別の個体。雪を食べているのかもしれないし、雪の上にいる虫を食べているのかもしれないし。確かめようとしたら、あっちの方へいってしまって、あとには舐めたようなあとが残されていた。なにを舐めたかはわからない。

顔を出したら雪が降って積もってを繰り返されて、痛めつけられたからか、枯葉にかくれている、わけでもないだろうけど。

今年はじめてみたコウチュウ、コウチュウ一般を初めて見た、このコウチュウは初めて見るコウチュウ、両方。春先いちばんに出てくるとか、触角の1〜3節が色薄い(黄色っぽい?)とかなんとか、マルガタゴミムシというヤツかもしれない。似ているヤツとは♂の交尾器で区別をするのだそうで、お手上げ。♀はどうやって区別できるのか、交尾の現場を押さえないとダメなのか、などと思いめぐらすと、どうでもよくなってくる。で、マルガタゴミムシ?ということにしておくことにした。

こいつがワラジを履くにはけっこう手間がかかりそう。

同じような格好で、模様が少し違うヤツがもう少し寒い時期にいた。プライヤハマキと呼ばれるヤツかなとおもう。個体差がけっこうあるということなので、そういうことにしておきたい、しておきたいってなんですか、ですが。
今日から新年度、岐登牛山に通うようになって3年経過、生き物同定にはちょっと慎重になろうとおもいます。とくにムシの類は。ということで、上のような記事になってしまった。いつまでつづくか、岐登牛山通い。
わたしの出身組織が、今日から大幅?に組織替え。なんだか寂しい感じもするが、吹っ切れたような気もする。置きみやげのつもりもあって、「北海道の耕地雑草」ページを晒してきたが、これを機に、気分転換を図った。べつに大それた事を考えているわけではもちろんなくて、メインの雑草画像に文字を入れてみただけ。なんだかキリッと引き締まったような気もする。きょうのエゾリスのように、エッ? (ついでに、「岐登牛山彩々」の生き物画像にも)