夏らしい日曜日、キャンプ場は大賑わい。入り口の小さな池では、オオルリボシヤンマが受難、捕虫網をもった子供さん、というより、お手本を示したいお父さんにねらわれている。スキー場でも、トンボやチョウやバッタなど、おもわぬ天敵に逃げまどう。天敵は夏休みの宿題を片付けなければならぬ。

じっと辛抱して動かないのもたいしたもんだと思う。エゾツユムシ

動きたくても動けない、なんてことはない。動くという考え方がチシマオドリコソウにはない。

動き回っていたのだろうが、いまはべつのヤツが動き回っているのだろう、糧にして。

ネズミ一匹が動き、飛び出すこともある、かもしれない。

盛夏のスキー場。動くと見つかるよ、どちらがどちらに? 白い捕虫網が動く。

この体勢で、羽音鋭く、一方向に動いてゆく(飛んでゆく)、♂♀どちらに引っ張られるのか、確認してない。シオヤアブ。おそろしげな顔もよくみると愛嬌が、ないかな。

この子も夏休みの宿題? 鉛筆が小さく動く。

オオイタドリに留まったノシメトンボとノシメトンボに留まられたオオイタドリ、ともに動かず。