2009年06月30日

YOMIURI ONLINEの記事:あの写真展のこと

 朝のうち一時雨のち曇り。+16.5〜+20.8℃くらい。気温はそれほど低くないのに、ひんやり。

 昨日の疲れも残っていて、きょうは完全休養日。となると、要らんことを考えるようになる。
 きのうコメントを下さった方のblogからYOMIURI ONLINEの記事にリンクを貼られていた。『北海道東川町で「『えぞ王国』森の写真展」』という6月18日付けの短い記事だ。ここからもリンク。そこにこんな1節があった。『竹田津さんは「切り取った自然をもう一度自然の中に返してみた。雨や風、光の当たり方で写真の見え方も変わる」と話している。』。
 なんか解ったような解らんような、「自然」という表現が大変曖昧に使われているから、なんとなく、そうかなあ、と読み流してしまうが、立ち止まってもう一度読むと意味不明。この記事にあるとおりに竹田津さんが語られたのかどうかはわからない。が、先日話題にした展望閣前の文章もそうだった。同じように「自然」という表現をなさっているが、意味はまるで違うことを指しているような気がする。
 

posted by take_it_easy at 21:39| Comment(2) | 岐登牛山

2009年06月29日

ニセイカウシュッペから平山には行けなかった。

 はれ。+14.8〜+29.7℃くらい(アメダス東川)。ニセイも暑かった。

 きょうはニセイカウシュッペから平山を往復しようと思った。ずーっとまえに平山方面からニセイを往復しようと試みたことがあった。あのとき、なんでだったか途中で引き返した。それ以来、果たさぬママでは終わるものか、との思いがあって、なんとなく今日出かけてみた。


 この岩稜を越えていくんだ。通称「アンギラス」。ずーっと前にはなんて呼んでいたんだったか、記憶なし。


 でも、この雪渓を越えることが出来なかった。


 登りの途中、稜線から見る大雪山連峰。(画像をクリックするとすこし大きめの画像をご覧いただけます。堂々の新機軸)

 以下、今日見た生き物たち選抜。

 ヤマ(サト?)キマダラヒカゲ。いまもって区別が解らぬ。コイツに聞いても判るわけないし。


 コツバメ、これで縄張りを主張しているんだそうな。


 サンカヨウとナントカヒラタアブ。


 ミツバオウレン。ずーっとむかし、この根は腹痛に効くと教わった、試したことなし。


 イワウメ


 ミヤマタネツケバナ


 エゾコザクラ。全身を撮ったのは初めてのような気がして選抜。


 ショウジョウバカマ。いつのまにかカメラの色温度設定が狂っていた。変な色合いだが、新鮮な花なので選抜。


 ビンズイ、たぶん。
posted by take_it_easy at 21:19| Comment(0) | 大雪山以外の山

2009年06月28日

今日の岐登牛山

 くもりのちはれ。+13.3〜+24.9℃くらい。


 ことしもオニグルミには実がたくさん成っている。近々エゾリスの元気元気な姿をみることができる。去年は秋のうちに底をついたようだった。なんか不思議なくらいに早々と消費されてしまった。そんなに大勢で押し寄せてきたわけでもないのに。さて、ことしはどんなことになるだろう。


 なぜか留まるとすぐに翅を広げてしまった。少し意地悪をして、場所を変えていただいてもおなじ。で、ウラをとれなかった。ヒメウラナミジャノメ。

カブトムシ
 多分去年からの残骸。

キビタキ♀
 盛んに呼んでる。

キビタキ♂
 こちらも盛んに呼んでる。


 アニメ映画に出てきそうな、出てくるわけないか、なんだか幻想的なハエ(ナンダカミバエ?)
posted by take_it_easy at 19:49| Comment(0) | 岐登牛山

2009年06月27日

寝不足

 はれ。+16.4〜+25.4℃くらい。風は涼しい。

 早朝、目が覚めてしまい、ラジオのスイッチを入れると、ちょうどラジオ深夜便の人生観かなんかのコーナーが始まるところだった。珍しく、NHK札幌放送局の担当だったらしく、なんと、あの「竹田津実」さんのご登場、小一時間のご講演を拝聴することになった。途中、どこかでの地震速報で中断があったけれども、ほぼ全編を夢と現の狭間の中で聞き逃すことなく聞かせていただいた、とおもう。少し前、東川の老人大学向けのご講義を、一般人として(受付で一般の方ですか、と聞かれたので)受けさせていただいたことがあるが、その時のお話とほぼ共通するものだった、ような気がする。いろいろなエピソードを通じて、ニンゲンと野生動物(お話の中で登場したのは脊椎動物)との関わりの多様な可笑しさを語られていた様な気がする。たとえば、「頼まれて、邪魔なネズミを殺したら、赤子がいて、それも殺そうとしたら、かわいそうだから殺すな、と言われた。」というような。あれっ、「治療してやったタヌキに足を噛まれた」のはどうしてだったっけ?
 で、その竹田津さんが、今回の写真展開催に当たっての趣旨説明(だとおもう)を、会場内の展望閣前に掲示なさっているので、複写してみた(まずいかな、権利関係で)。
 いろいろと読み方があるのかもしれないが、わたしにはたいへん気持ちが悪い。上6行分は了解しがたい、間に合わず遅れてくるこれからの人達にはどの様に語り継がれる? 中段6行分は「岐登牛山」開発のお手本をこの3ヶ所の会場に求めているのかな、と思わせる。下2行、写真で見る「北の自然のゆたかさ」と、蹂躙された感のあるナマの「岐登牛山の自然の豊かさ」との関係についてたいへん悩ましい。
 いろいろあるけど、わたしの主張したいところは、
 「岐登牛山の自然の豊かさを身近に感じながら歩いているだけなのに、鑑賞を強要されるなんて、ちょっとひどいじゃありませんか。」ということ。これじゃスルーできないでしょ。
 展望閣内に雑記用ボードがあり、ノートも置かれている。そのボードにあるメッセージはほぼ全てが好意的なもの。よかったね。でも、ひとつ気になることが書かれていた。某写真家集団を名乗る方のもので、「こんな見せ方もあるのか」というような。「見せ方」ですか。
 とにかく、この界隈だけの時間が早く経過して欲しいなあ。

posted by take_it_easy at 22:26| Comment(2) | 岐登牛山

2009年06月26日

今日の岐登牛山

 晴れまたは快晴、夕方には雷雨。+16.6〜+27.6℃くらい。今日も暑かった。

 ヒョウモンチョウの類が出始めているが、暑いせいで体温も上がってるのか、やけに元気よく、勢いよく飛び、休もうとしない。休んでもほんのいっとき。これじゃ、撮れないよ。


 ナワシロイチゴ


 ウラジロエゾイチゴ


 チシマアザミの葉陰で、ゴルフ場を設計しているのかもしれないエゾアザミテントウ


 ちょっと疲れた、そろそろさようなら、とでも言いたげな、ウスバシロチョウ。「ephemeral」は多年生の植物にではなく、このような動物たちにこそ似つかわしいのだと思う。 「いや、まだまだだ。」


 幼鳥(ハシブトガラ)の好奇心にたじたじの親鳥(ヒガラ)、のように見えた。
 

 母鳥(ニュウナイスズメ)と親鳥(ヒガラ)は理解し合い、無関心、のように見えた。


 クマイザサ群落の一角で花が咲く。この中でチッチッと声がする、姿は見えぬ。


 ブタナ(白はシロクローバ)、コウリンタンポポと我が世の「夏」を競ってる。まもなく冠毛を被ったタネを放出。明るいところが好きなんです。
posted by take_it_easy at 20:09| Comment(2) | 岐登牛山

2009年06月25日

今日の岐登牛山

 ほぼ快晴。+14.0〜+28.1℃くらい。暑かった。

 昨日の同年者に触発されたかどうかはともかく、いつもちんたら歩いているから、今日はとにかく頂上まで、脇目は少しは触れるけれども、一目散に登ってみた。上半分はスキー場の管理道路。なんとか、息は切れたが、登ることが出来た。しかし、これでは生き物たちとの面会は叶わぬ。下りは南端展望台への道に入って、また一目散に展望閣まで。展望閣からすこし下にさがると、駐車場の辺りからオオルリの囀りが聞こえた。登り直して、駐車場に下りようとすると、すぐそこにミスジチョウ。去年は高い木の上で休止していたり、飛翔するお姿は拝見したけれど、地面で翅を拡げたところにはお会いできなかった。で、すっかりオオルリのことを忘れてしまっていた。
 しばらくぶりに稲積神社神殿跡小ピークを通り抜けた。それにしても無茶だと思う。展望閣前に動物写真家さんの一文が掲示されていた。それを読んでも、残念ながらこの写真展の必然性を理解できなかった。ほんとはちょっとムカッときた。早く終期日が来ないかなあ。でもそしたらすぐに雪の季節になっちゃうんだなあ。捨てられ、積まれた木々は雪に隠れるから気をつけなくっちゃ。ちと気が早いぞ。


 ミスジチョウ


 飛べることが嬉しい、という様子だった。ヒヨドリの幼鳥だとおもう。


 水辺が近くにはない。エゾアカガエルにとっては不思議ではない距離なんだろうな。


 明るい場所はコウリンタンポポとブタナの世界になっている。


 エゾイトトンボ、キャンプ場入り口の小さな池では、数種のトンボが順繰り訪れる。
posted by take_it_easy at 22:03| Comment(2) | 岐登牛山

2009年06月24日

姿見往復

 くもり。麓は晴れたかも。+16.5〜+24.7℃くらい。姿見は寒かった。

 暑くなると言うので、涼しいところに行こうと、姿見に行った。天女が原コースは所々道に雪が詰まっていて、油断すると踏み抜く。油断しなくても踏み抜く。油断して踏み抜いたときはショックが大きい。
 登りはじめてまもなく、下りてくる二人連れ、いくつか雪渓を越えているうちにコースが判らなくなって、引き返してきた、と。判りにくい時期だわな。
 下りはじめてしばらくして、同年配の人がひとり、大きな荷を背負って登ってこられた。昼過ぎていて、どこまでいらっしゃるおつもりか。いぶかしくおもいながら、挨拶だけ交わした。下の入山記録簿を見ると、わたしと同い年、大阪は豊中からお見え、なんと、5日間で十勝岳までの予定になっている。参った。


 天女が原の前後はこんな様子だった。


 要所に赤いテープ、ありすぎるところも。これでは間違いようがないとおもうけど、あの人達は見逃したのかなあ。1箇所だけ長い雪渓の途中に夏道が現れているところがある。そこでかなあ。


 秋には涸れている。いまはほとばしる。


 姿見園地に入る手前から姿見、頂上方面をのぞむ。

 以下、今日咲いていた植物たち。 
コミヤマカタバミ
 
ツバメオモト

サンカヨウ

ムラサキヤシオ

ミズバショウ

キバナシャクナゲ
posted by take_it_easy at 20:39| Comment(6) | 大雪山