きょうは、足元近くで何かが弾けること2回。1回は大きな鳥が飛び上がった。近くの枝に留まって、甲高く、か細く長い声で合図をしていた。エゾライチョウの♂。少しずつ遠ざかり、あっちの方で、地面に降り立った様子。もう1回は、なにか枯れ草色の物体が素早く駆け抜け、近くの木の幹にしがみついてこちらを窺った。エゾシマリス。しばらくして、近くの岩に陣取って、何かを食べ始めた。2回とも、心臓が止まるほどではないけれど、びっくりした。なにかいないかなあ、と、気にしながら歩いているのに、気付かない。気付かないまま過ぎていることもあるのだろうな、気付かないからこちらには何もないのと同じこと。たぶん、あちらだけがびっくりしているのだろうな。

カタクリやエゾエンゴサクはまもなく見頃。
マルハナバチの類が盛んに蜜や花粉の採集をしている。きょう見たのは3種、アカマルハナバチが一番多く、いちばんわがもの顔だ。セイヨウオオマルハナバチと接近遭遇したときには、セイヨウオオマルハナバチが逃げた、ように見えた。

セイヨウオオマルハナバチ

アカマルハナバチ

エゾオオマルハナバチ

もう冬眠から醒めてるだろうと、しばらく前から、いそうな所を狙って歩いていたが、やっと出会えた。だいぶ前から目覚めていたのだろうが。ほんとのところ、キツネに喰われてないか、心配してたんだ。
