くもり、夕方には雨、最低気温は6℃、最高は16.5℃くらい。道東の方では今シーズン初めて氷点下を記録したそうだ。
きのう、旭岳の頂上付近は麓からは視認できなかったから、初冠雪の公式発表を旭川地方気象台はしないだろうと思った。マスコミ報道やWEB上では観測された、との記事が氾濫し、しかし、なお半信半疑だった。
きょう、旭川地方気象台は、HP上に昨日付の報道発表資料を掲載した。24日(きのう)が旭岳の初冠雪。
しかしなんだか腑に落ちない。旭岳頂上に雪が降り、積もったのだということはまちがいないとは思うんだけど。
気象台が観測する「初冠雪」には平年値がある。ということは、はっきりした基準に従って判断を重ねてきたということだ。
初冠雪とは
気象庁よくある質問集では
「雪が山頂付近に積もり、白く見えることを冠雪といいます。夏が終わったあと、山麓の気象台や測候所から初めて見えたときを、その山の初冠雪といいます。」
旭川地方気象台まめまめ知識では
「初冠雪は8月以降、対象となる山の山頂に雪が積もり、それが山麓の気象官署から初めて確認できたことをいいます。」とある。
山頂または山頂付近なのだから、公式発表を旭川地方気象台はしないだろうと思った。
けれども、
旭川地方気象台は報道発表資料 2008/09/24に参考資料をつけて、
「気象庁でいう「初冠雪」とは、山頂(山頂が見えない場合は中腹)が雪、または白色に見える固形降水で覆われている状態を気象台や測候所から望観できたときを言います。」とした。
なあんだ、中腹が白くなってりゃいいんだ。何処が中腹かはさておき、「中腹」はたしかに見え、白くなっていた。「中腹」が白くなってりゃ、山頂はもっと白い?はず、という推測は成り立つ。
しかし、「山頂が見えない場合は中腹」という注釈はずっとあったのかなあ。質問集とか豆知識にもきちんと記載しておいてもらいたいものだ。
いまは麓からは見えなくても確認する手段はあるだろう、が、長年積み重ねてきた観測値とのつながりを簡単には断ち切れないのではないか。その辺り、きちんとなってるのかなあ。
以上、べつにどうでもいいといえばどうでもいいこと。たまには屁理屈をこねてみるのも健康にはいいかもしれない。
そんな大雪山を見たくて、忠別湖の左岸に行ってみた。ついでに、土砂崩れで閉鎖がちだった天人峡羽衣の滝遊歩道が常時開通したらしいので、敷島の滝まで行った。

一瞬だけ旭岳の頂上が見えたのだけれど、外れそうで外れない雲、このあと徐々に覆い被さった。旭岳ビジターセンターによると、天女が原登山道の2合目あたりまで積雪があったらしい。きょうはだいぶ解け、明朝は凍るかもしれない、要注意とのこと。

シダクロスズメバチ。このほかにもよく似たヤツ(ホオナガスズメバチの類?)が多数。

ミヤマツノカメムシ。ムシはハエとハチ以外はほとんどみなかった。

ノブキの実、これはたくさんあった。

敷島の滝、忠別川本流。落差約20メートル、幅約50メートル。けっこう豪快。
posted by take_it_easy at 20:25|
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東川歳時記