2008年09月30日

今日の岐登牛山

おおむね晴れ、7〜18℃くらい。岐登牛山はさわやか。


 展望閣は工事用の足場で覆われた。


 コマユミの実


 フッキソウの実が大粒の真珠のよう。


 チャバネアオカメムシ。クマイザサの葉の上にはいろんな種類のカメムシがいる。コウチュウの類は見当たらなくなった。


 雪をかぶったトムラウシ。旭岳は真っ白になっている。
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西別岳〜摩周岳

 根釧原野(いまは平野)の北西端に位置する西別岳(標高800m)とすぐ隣にある摩周岳(標高857m)を歩いてきた。
 摩周岳の傾斜がややきついが距離は短く、およそ4km、累積標高差およそ450mほど、なだらかな、歩きやすい道を繋いで行くことが出来る。
 西別岳の登りは3.2km、累積標高差およそ500m、やりすぎるくらいのかりわけ道で、半分は黙々とササ原を辿り、半分は開豁な尾根を辿る、大展望がほしいままの道。
 西別岳を少し越えたところ、コケモモが採り放題だった場所はシラカンバか何かの若木に覆われ、様変わり。ササに覆われて、踏み跡のようだった道は広く刈り分けられていた。だいぶ前に何度も通った道だが、人に、それも多くの人に出会ったのは初めてだった。あの山のあの景色は魅力的、人気の山になりつつあるのは至極当然かな。


 虹別原野辺りから見る西別岳、左に摩周岳が少し顔を出す。
 

 計根別から清里に向かう国道、登山口に続く林道の入り口がこの先にある。正面のなだらかな山は、「カンジウシ山(227m)」。左の高い山は温泉富士。


 根釧原野北部の山々、右が武佐岳(1,006m)、西別岳中腹から。


 平らな根釧原野、西別岳中腹から。 


 西別岳と摩周岳との中間部分


 ここでもアオジが先導?


 摩周岳を仰ぐ。
 

 阿寒の山々、摩周岳頂上から摩周湖越しに。この後すぐに空模様は急変。


 西別岳への戻り道で、ウグイスが道から藪に飛び込んだ。


 西別岳への登り返しから振り返る阿寒の山々。すぐに雨具を取り出した。
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2008年09月29日

藻琴山

 朝のうちは快晴、昼まえから雲が湧き始め、昼下がりには厚い雲が空を覆い、ところによって、雨がぱらついたり、にわかに降り出したり、と言うようなことが数日続いていたそうだ。中標津方面にいた3日間も毎日そんなお天気だった。
 東に向かう途中(9月27日)、藻琴山に寄り道をした。以前は999.6m、一升瓶を立てると1,000mと言うことだったが、いまの地形図(国土地理院のウォッちず)では999.9m。惜しい。
 東尾根コースを往復。片道2kmくらい、標高差280mくらい。ゆるやかな山道で、絶景で、近くにいれば繁く通うところ。


 斜里岳と奥に海別岳。


 雄阿寒、阿寒富士、雌阿寒、風不死など阿寒の山々。
 

 ほとんどは左右とも遠くまで見晴らせるのだが、こんなダケカンバとハイマツとササのトンネルもある。


 アオジ、ウグイスが何かを食べている。ウグイスはニンゲンの気配を感じてすぐに藪の中へ、アオジはしばらくチョンチョンと先へ先へと遠ざかりながら、なにかをついばむ。


 頂上部、屏風岩あたりから。幾分かは紅葉が始まっている。左側(屈斜路湖側)は嶮しく落ち込んでいる。


 頂上三角点標石はコンクリートで保護されていた。たいていはむき出しなのに。


 あす(28日)歩くつもりの西別岳(左)と摩周岳が重なって見えている。
 

 養老牛温泉近くの温泉富士(660m)が見えている。近くの道路からの標高差は250mほどで、冬は純白に輝いて、スキーを使うと快適だ。
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2008年09月26日

今日の岐登牛山

 晴から雨あられまで、実に不安定。明け方は9℃くらい、10時頃と13時ころに14℃くらいまで上がり、そのあと下がり続けている。19時で7.9℃。


 15時ころ、米つぶくらいのあられが降った。


 展望閣の外回りに足場を組み始めている。壁の補修をするらしい。


 ヒメジョオンに陽がこぼれた。


 変化の激しい空模様、撮るたびに様子が変わっている。


 クマイザサの上には大小様々なでんでん虫が多数、伸びをしている。


 ヤマウルシの紅葉、真っ赤になるまでもう少し。
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2008年09月25日

旭岳初冠雪と天人峡敷島の滝

 くもり、夕方には雨、最低気温は6℃、最高は16.5℃くらい。道東の方では今シーズン初めて氷点下を記録したそうだ。

 きのう、旭岳の頂上付近は麓からは視認できなかったから、初冠雪の公式発表を旭川地方気象台はしないだろうと思った。マスコミ報道やWEB上では観測された、との記事が氾濫し、しかし、なお半信半疑だった。
 きょう、旭川地方気象台は、HP上に昨日付の報道発表資料を掲載した。24日(きのう)が旭岳の初冠雪。
 しかしなんだか腑に落ちない。旭岳頂上に雪が降り、積もったのだということはまちがいないとは思うんだけど。
 気象台が観測する「初冠雪」には平年値がある。ということは、はっきりした基準に従って判断を重ねてきたということだ。
 初冠雪とは
 気象庁よくある質問集では
 「雪が山頂付近に積もり、白く見えることを冠雪といいます。夏が終わったあと、山麓の気象台や測候所から初めて見えたときを、その山の初冠雪といいます。」
 旭川地方気象台まめまめ知識では
 「初冠雪は8月以降、対象となる山の山頂に雪が積もり、それが山麓の気象官署から初めて確認できたことをいいます。」とある。
 山頂または山頂付近なのだから、公式発表を旭川地方気象台はしないだろうと思った。
 けれども、
 旭川地方気象台は報道発表資料 2008/09/24に参考資料をつけて、
 「気象庁でいう「初冠雪」とは、山頂(山頂が見えない場合は中腹)が雪、または白色に見える固形降水で覆われている状態を気象台や測候所から望観できたときを言います。」とした。
 なあんだ、中腹が白くなってりゃいいんだ。何処が中腹かはさておき、「中腹」はたしかに見え、白くなっていた。「中腹」が白くなってりゃ、山頂はもっと白い?はず、という推測は成り立つ。
 しかし、「山頂が見えない場合は中腹」という注釈はずっとあったのかなあ。質問集とか豆知識にもきちんと記載しておいてもらいたいものだ。
 いまは麓からは見えなくても確認する手段はあるだろう、が、長年積み重ねてきた観測値とのつながりを簡単には断ち切れないのではないか。その辺り、きちんとなってるのかなあ。
 以上、べつにどうでもいいといえばどうでもいいこと。たまには屁理屈をこねてみるのも健康にはいいかもしれない。

 そんな大雪山を見たくて、忠別湖の左岸に行ってみた。ついでに、土砂崩れで閉鎖がちだった天人峡羽衣の滝遊歩道が常時開通したらしいので、敷島の滝まで行った。


 一瞬だけ旭岳の頂上が見えたのだけれど、外れそうで外れない雲、このあと徐々に覆い被さった。旭岳ビジターセンターによると、天女が原登山道の2合目あたりまで積雪があったらしい。きょうはだいぶ解け、明朝は凍るかもしれない、要注意とのこと。
 

 シダクロスズメバチ。このほかにもよく似たヤツ(ホオナガスズメバチの類?)が多数。


 ミヤマツノカメムシ。ムシはハエとハチ以外はほとんどみなかった。


 ノブキの実、これはたくさんあった。


 敷島の滝、忠別川本流。落差約20メートル、幅約50メートル。けっこう豪快。
posted by take_it_easy at 20:25| Comment(2) | 東川歳時記

2008年09月24日

旭岳は初冠雪か

 曇り、風きわめて強し、maxは15℃を下回りそう。

 旭岳のライブカメラ(姿見付近、15時)は雪景色の中を観光客が歩いている姿を映し出している。ロープウェイは運行されていたらしい。
 麓の街からは山頂が見えない。が、中腹は何とか見ることが出来た。確かに白くなっている。
 気象台では公式には発表しないと思われるが、素人の私式には今日が初冠雪である。去年の公式発表は(私式も)9月25日だった。
 この季節の変わり目は、暖地では感じなくてもよい(感じることが出来ない)ちょっとした気持ちの覚悟が必要だ。


 24日午後3時頃、右側の少し明るいところ辺りが旭岳の裾


 トノサマバッタ、バッタってどうして舗装上にいるのだろうか。ほんの一部なのだろうが。
 

 ベニシジミ、翅はあまり傷んでいないが、色はすっかり褪せてる。表はどんなだろう、待てども開いてくれなかった、風は強いし冷たいし。


 ヌルデ、山中ではいちばん赤い。


 ホウチャクソウの実
posted by take_it_easy at 18:02| Comment(2) | 東川歳時記

2008年09月23日

堤防の舗道に現れたバッタたち

 黒岳に初雪が降り、夕方のTVニュースでは吹雪いているという。小屋付近?で1cmほどの積雪があるとか。

 きのう、旭岳の登山コース、姿見から温泉に下る天女が原経由のコース付近で死亡遭難事故かあった。遭難といえるかどうか解らないが、新聞報道や、ビジターセンター便りの記述から推測すると、どうも安易な事故であったようだ。姿見から少しくだって、傾斜が緩くなるところで、岩盤むき出しの細い枯れ沢を越えるが、その枯れ沢に入り込んでしまい、少し先で10mほどの落差の滝に滑り落ちたらしい。その辺りでは多分、道を間違えたことに気がつかれたことだと思う。すぐに戻ればいいのだけれど、多分あわてちゃったんだろう。
 聞くところでは、たまに入り込むものもいて、たまに事故があったそうだ。普通なら入り込むとは思えないが、入り込んじゃったのだ。あり得ることとして、慎重の上にも慎重に、だ。

 朝のうち雨、のちくもり、一時晴、風強し、朝には16〜17℃あったが、昼過ぎて下がり始め、19時には10℃をきった。

 事故があったところは勇駒別川の源流部だとおもう。いずれ忠別川に合流する川だ。
 きょうは忠別川右岸の堤防をちんたらさんぽ。舗道に虫が出ている。数種のイモムシ、赤とんぼ、カメムシ、アリなど、そして数種のバッタの仲間。


 忠別川第3頭首工に向かう、右岸を溯る舗道。ここで見たバッタたち。正面の山々は雲の中。


 マダラスズ♀、動きが速い。


 ヒナバッタ♀ こんな硬いところで掘削に挑戦。たしかに色合いは保護色だけれど、穴掘りはムリだぜ。


 ヒナバッタ♂ 見守っている、  わけでは絶対にない。


 ヒメクサキリ♀ 舗道上では結構目立つ。だからか、何頭も見かけた。


 ヒメクサキリ♂


 ナキイナゴというヤツか? あまりにも動かないものだから、草の茎でちょっかいを出してみた。めんどくせえなぁ、というように、ほんのすこし、それも大変ゆっくりと前脚を動かした。
posted by take_it_easy at 20:31| Comment(2) | 忠別川