スキー場の斜面で、大群の子供達の歓声が響き渡っていた。50人くらいもいたろうか。思い思いにソリを引っ張って登っていくのと、スキーを担いで登るのとほぼ並行した。あんなガキん子達に負けるわけにはいかねえ、と、一生懸命に登った。多分、引き分けくらいには持ち込めたとおもう。まじめに登る子には負け、はしゃぎながら登る子には勝った(もちろん子供達は無関心ですよ)。雪が消えて出た下草の上も平気で、ガタガタと飛ばしていく。すっとんでも転んでも平気でまた滑っていく。じつに愉しそうだった。なんの団体だったんだろう?引率の方、お疲れ様。
温泉施設の外壁際に越冬ハコベの一群が満開。栄養も温度も足りて青々としている。

思い思いに登っていく。

上から見ると、まだこんなに雪がある。

思い思いに滑り降りてくる。

歓声が聞こえるよう。
